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『訓連』の沿革

◆今から50年以上前の犬訓練士団体

戦前より犬訓練士の団体は各地で結成されたようだが、いずれも犬界の発展とは裏腹に衰微の傾向をたどったようである。戦後東京では、関東訓練士会、全日本訓練士会、日本訓練士会と設立されたが、結成時は盛大に集まるものの、数年経たぬうちにまた別の会の発足と、竜頭蛇尾に終わるケースがほとんどであった。

◆日本訓練士団体連合会(前身)の発足

昭和42年7月、犬訓練士の職能代表機関として統一の指導、犬訓練士の人格技術の向上、相互の親睦を図り、犬訓練士の地位向上と安定を主たる目的として、「日本訓練士団体連合会」を発足した。
初代会長を一瀬欣也氏が務め、会報「訓連」の発行、訓練競技会、研修会、5年ごとの「全国訓練士名簿」発行、親睦会の開催等を行った。

◆さらなる拡大のために一般社団法人化

犬訓練士は、訓練対象の基本を一般愛犬家として活動しているにも関わらず、職業犬(警察犬、災害救助犬、麻薬探知犬、警備犬等)のみの育成をする者と、社会から誤解を受けている故に、犬訓練士に深く関係する重要な政令および省令の審議に「関わっていない」状況に危機感を感じたことから、平成25年5月、一般社団法人として法人化し、現在に至る。

INFORMATION

  1. 第60回 埼玉訓練競技大会
  2. 第34回 多摩川訓練士会競技大会
  3. 神奈川訓練士会 第36回訓練AG競技会
  4. 令和6年能登半島地震における被災犬に関するお知らせ
  5. 第19回水戸黄門杯争奪訓練競技会
  6. 第60回訓練王座賞決定競技会
東京 2020 オリンピック&パラリンピック

当協会の爆発物探知犬が首都圏主要駅で実働!

●オリンピック期間/ 7 月 20 日~8 月 8 日(20 日間)
●パラリンピック期間/ 8 月 24 日~9 月 5 日(13 日間)
●馴致訓練期間/ 7 月 9 日~7 月 19 日(11日間)
2019年6月から育成を始め、7月の能力評価試験合格犬45頭の内、クライアントからの指定犬種、ビーグル14頭及びラブラドール・レトリーバー(イエロー)15頭が、危険物探知犬として首都圏主要駅での業務を行いました。
 業務内容は、我が国初の「鉄道駅における爆発物探知犬を活用した危険物探知」で、特に新幹線でのテロ対策(事件・事故を未然に防ぐことが目的)として、セントラル警備保障株式会社(CSP)と連携して、一般旅客が携行する荷物や不審物等の危険物探知作業をメインとして、実働44日間と長期に亘る業務でした。
 業務には、前述の指定犬種の公認爆発物探知犬ハンドラー16名の他、現場のリーダーとして協会役員、指定犬種以外の公認爆発物探知犬ハンドラー、サポート要員としてTCA東京ECO動物海洋専門学校の生徒さんが従事しました。
期間中は、猛暑で蒸し暑いなか、依然と猛威を振るう新型コロナウイルスの感染予防をしながらの業務で、人も犬もかなり過酷な状況でしたが、大きなトラブルもなく、プロフェッショナルな態度で業務遂行しました。
各メディアにも広く取り上げられました。
朝日新聞社/日本経済新聞/ KyodoNews
東洋経済/日テレ NEWS
時事ドットコム etc..

探知犬メンバー、サポートメンバー、そして探知犬!
全ての関係者のみなさま~ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした!

犬との絆を更に深めるために、ドッグトレーナー(犬訓練士)の活用を

一般社団法人全日本犬訓練士連合協会は、犬訓練士の社会的地位向上や正しい犬の訓練の普及を目指し、動物愛護の精神に則り、犬との共生の在り方を提案します。

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